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Introduce
 いつのころからか日本のお城が大好きになってしまいました。みための美しさ、堂々とした気風、そして胸躍る歴史背景。どれをとっても萌える要素が満載です。
 高くそびえる天守は言うに及ばす、広々と水をたたえたお堀、見上げるほどの堅牢な石垣、歩くことで感じられる縄張りの妙。せっせと巡ったお城たち。これらの感動をひとつひとつ残してみようと思い立ったものです。

縄張りのはなし

nawabari

 戦国の大名たちは生き残るべく、最善の知恵をこの縄張りに注ぎ込んだと言ってよいでしょう。鳥の目にでもなったようにこの縄張りという切り口からお城を語ってみます。

 グーグルマップを使って普段は目にしないお城を見にいきましょう。
人は地政学的に大きく制限を負うものだなとつくづく思ってしまいます。その限られた、且つ与えられた環境で最善を尽くしてゆくものなのだと。


About
 お城をいろいろな切り口から見てみようとの試みも。テーマをひとつ選びコラムを一遍づつお届けします。お城は個別的な性格だけではなく横串や多角的に見ることで立体的に、さらには時空を飛び超え眺めてみれるものという、そんな欲求を満たしてみようとするものです。

 個別のレポートは訪問記にまかせといて、ここではお城そのものを語りたいと思っています。お城とはなにをもって城なのか?屁理屈をこねまわしていろんな角度からお城を探っていきます。そう、頭のなかでお城を探求するのです。

徳川家康のはなし

ieyasu 過酷な戦国レースを勝ち抜いた男、徳川家康。日本全国津々浦々のお城たちは多かれ少なかれ何かの形でこの男の影響下にあったと言ってよいでしょう。たとえどんな大城郭であってもこの男ににらまれるだけで風前の灯であったのだと。

 全国のお城を巡るたびに何故かこの男の名前がでてきます。実は何故かではなく当然のことだと改めて思い知らされます。
 徳川250年の太平の世を現出させたこの男の手腕と執念を圧倒的なパワーで見せ付けられるようです。

銅像のはなし

masamune お城にはなにかと銅像がたっています。記憶は残っているでしょうがじっくり見た或いは調べたという経験の人は少ないはず。
 この銅像から見えてくるものも少なからずあります。お城を取り巻く愛情や思惑もまたこれらに込められているのです。

 たかが銅像、されど銅像。単純な地元愛や「?」な銅像、そして高度な政治判断から建設された銅像。
 想像を膨らませると多角的にお城が見えてきそう。銅像にも愛情をそそいでしまいそうです。

image松本城
 アルプスをたたえて悠然とたつ漆黒の国宝天守。澄んだ空気のなか心が洗われる。 
(所在地 長野県松本市)

Image大阪城
 これぞお城のなかのお城。日本人の心のなかにあるお城の原型とはすなわち大阪城ではないかと思う。
(所在地 大阪府大阪市)

Image松山城
 
伊予または愛媛となにやら優しげな語感で呼ばれるこの地名。そのせいかお城もまた優しげである。
(所在地 愛媛県松山市)

Image伊賀上野城
 
地元の有志によって建てられた純木造復興天守。もちろん日本一の高石垣は文句なし本物絶品だ!
(所在地 三重県伊賀市)

Image熊本城
 
扇形にそり上がった石積みは他のどの城とも似ていない唯一無比の大城塞。城好きでなくとも必見!
(所在地 熊本県熊本市)

Image岡城
 
山頂には驚嘆すべき石垣群が横たわり荒城の月と化している。まるで古代文明のようだ。
(所在地 大分県竹田市)

Image小倉城
 
九州の入り口を守る要として総構えを持つ城郭。南蛮造りとされる天守最上階はやはり個性的だ。
(所在地 福岡県北九州市)

Image中津城
 
秀吉の参謀黒田官兵衛の手による。智謀を駆使して生き抜いた男の城。
(所在地 大分県中津市)

Image府内城
 
古くより続く豊後国府の地。府内という名前からして優雅だ。

(所在地 大分県大分市)

Image広島城
 
毛利120万石の栄華が偲ばれる西国きっての大城郭。近代化で多くは失われたが最後の砦である内堀は美しくも頼もしい。
(所在地 広島県広島市)

Image亀居城
 福島正則が国境に築いた毛利に対抗する城砦。ここに来れば正則の息づかいが聞こえてくるようだ。
(所在地 広島県大竹市)

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